幸せな記憶が、貴女を苦しめているでしょう。その苦しみは、失恋してから、底知れずに苦しみを増し、恐怖を貴女に与えているでしょう。
… だいじょうぶ。
それらは、しだいしだいに貴女の無意識の防衛本能が、離れさせます。
真正面から向き合うのが恐くて見られないなら、立ち向かわなく結構。
目を逸らして下さい。見ないふりをして、気を逸らして下さい。
皐月の空を泳ぐ鯉のぼりは、強風に逆らわず、自由に泳ぎます。
風見鶏は、けっして風向きに逆らわず、風向きに従います。
このイメージで、失恋の強風を、いなしてやり過ごして下さい。
貴女の未練なこころが、一時期、貴女を離れさせまいとして引き留めて、収まり掛けた苦しみを、蘇らせることもあります。
それももう、長引きはしません。
貴女はすでにくたびれ果て、それ以上苦しみに耐えて記憶に浸るより、まだ見ない新たな幸せへの出発を選びます。
そのとき、あれほど離れまいとした貴女のこころも、抵抗をやめて出発に従います。
失恋という、未経験の出来事。
それに反応するときの思わぬこころの動きに、とまどい、恐怖を感じるでしょう。
どこに飛んでいってしまうのか、分からない不安に駆られるでしょう。
もう、だいじょうぶです。
貴女は愛染明王 さまに出会った。必ず、今貴女が歩むこの道の先に、愛染明王 さまのお手配された幸福があります。
今貴女を苦しめ居ている彼とのこと、記憶、そこにいるご自分は、落ち着くべきところに落ち着き、それらに苦しめられることの終わります。
それまで真正面から対峙することは、つらいばかりで効果はすくないから、オススメしません。
むしろ、のらりくらりと身をかわしながら、目を逸らし、気を紛らわせて下さい。
なんにせよ、つらい時期はもう少しで、終わります。
愛染 明 拝
失恋が苦しいのは、幸せな思い出との別れ。今は、その思い出が幸せとともに貴女を苦しめもする。その苦しみの素は、思い出と共にある、無邪気で無防備な、最高の笑顔の自分。
彼、彼との思い出。
そこに常にいる、なにも知らずに喜ぶ自分(貴女)。
彼や彼との思い出から離れ難いのは、そこに今に続く自分がいるから。
しかもそこにいる自分は、最高の笑顔でいる自分。
今と比べて、なんて違うんでしょう!
あの頃はあった、今は無くなった、これからは…。
もはや先行きも見通せない今、あの頃だけが、最高の時期だったのかもしれない。
だいじょうぶ!安心して下さい。
恋愛年代の貴女が、今回限りで恋愛が終わることは、絶対ありません。
彼と出会って、交際が続いた期間は、どれくらいでした。数ヶ月?数年?十数年?
彼と別れた貴女が何才になっていても、貴女が恋ができれば、貴女は出会いがあります。
彼とは違う幸せが、貴女のこの先に用意されています。
必要なことはひとつだけ。貴女が諦めないこと。
そんなこと、慰めじゃないかなぁ、って?
にんげんって、そういうものなんです。貴女がまだ、知らなかっただけです。
年齢は、恋に関係ないんですよ。
貴女が30代以降なら、年下の男性との出会いがあるでしょう。
この恋の終わりは、じつは、まったく違う人生の、始まりです。
愛染 明 拝
立ち直ろうとしているのに、彼から、彼の思い出から、離れ難い思いが私を引き留める。その思いが、立ち直りに向かおうとする私を萎えさせる。
貴女の中の、ふたりの貴女のせめぎ合いが、貴女を葛藤させ、混乱させます。
股裂きの苦しみが、さらに貴女を苦しめ、苦しみを長引かせます。
彼は、貴女の一時期、確かに掛け替えのない存在であった。
その存在が無くなって、今、離れなければならなくなりました。
… 貴女のつらさ、苦しみのすべてで、今も彼は実在しています。
その存在から、「自ら」離れていく課程は、貴女に痛みを与え、それゆえに萎えさせるでしょう。
ここが失恋からの立ち直りの、核心、という方は多い。
では、失恋したら、なにから離れるのでしょう?
彼の手触り、体温、彼との思い出、彼と見た夢。そして、そのときの自分。
分かち難い、それら彼とのあれこれと 『 自分 』
その先を知らない、とても幸せな『 自分 』
無邪気にただ喜び、幸福を感じ、信頼して無防備な『 自分 』がそこに居る…。
その時代から離れるとは、その『 自分 』から離れることのように思って、離れられない。
ムリしないで。
いちばん輝いていた顔の自分を置いて離れるなんて、できることでない。
その輝きの自分を、今は斜めに構える思いで見ているでしょう。
あまりのお人好し振りに、当時の自分がバカに見えるかもしれない。
失恋くらいで、自分を卑下してはいけない。
貴女は、この世で唯一の存在です。
これから出逢うひとにとって、この世で唯一の存在であることを、けっして忘れてはいけない。
そのひとが、今回のことを、今の貴女同様に、卑下するでしょうか。しません。
では、そのひとと出逢うまでに、貴女はどのように彼とのことを、総括すれば良いのでしょうか
愛染 明 拝
「これは違う、私が思い描く恋愛なんかじゃない」そう思ったら、一歩、彼から離れて下さい。
離れて、彼の反応を見ながら、ご自分の思う恋愛観と、現状を見比べて見て。
彼と近過ぎて離れられないなら、実家に帰ったり。
そうもできないなら、親しい友人に泊めてもらったり。
恋愛が長くて、恋愛から進まないまま、だと。
今までを手放したくない思いだけで、その関係を、恋愛と思い込んでいませんか?
貴女が思っていた恋愛って、どういうものでしたか。
今の恋愛に、満足していますか。今は良くても、将来に不安がありませんか。
そうしている年月が、もう長過ぎませんか。
どちらかがお子さんを望んでいるのに、どちらかの消極でうやむやにしていませんか。
女性が、安全に妊娠・出産できる年代は、貴女が考えているよりずっと、短いものです。
結婚に至らずに過ごす年月が長すぎるのは、女性の貴女の為にはなりません。
妊娠・出産もそうだし、やり直すにも、年齢のリミットは厳然としてあります。
… 引く勇気が、貴女を救うこともあります。
貴女の恋愛は、すでに恋愛でなく、日常の生活になっていませんか。
そこから現状を変えるということ。
進めば良し。或いは、崩壊することもあるでしょう。
でも、放したくないだけで、貴女の人生を消耗して良いのでしょうか。
他に、違う人生、違う幸福がある、とは思いませんか。
その日常を、失う勇気はない、と。
ならば、そのままご自分を消耗して、良いのか、考える切っ掛けが欲しいです。
あと僅か、大きな可能性がある人生のときは。
愛染 明 拝
失恋すると、恋愛中親切だったひとも、敵対するようなことを言ったひとも、みんなノー・サイドになって、貴女にいろんな励ましや、アドバイスをくれるようになります。ワザと失恋には触れない配慮を感じることも。
… でも、その気遣いのほとんどは、ありがた迷惑。
失恋に苦しむほどの貴女には、役に立たないんじゃない?
的外れの最たるものが、「時間が癒やしてくれる」
私は、そう言うひとたちに、なんとなく、”ざまぁみろ”って感じます。
長いこと、そうして苦しんでろ。っと。
失恋って、放っておけない、痛みとつらさ。長引かせるべきではありません。
それを、”長いあいだ”「苦しんでいろ」っと。
”長い”って、どれくらい苦しんで、そうしたら、どうなるんでしょうか。
失恋した今、貴女が知りたいのは、この苦しみがいつまで続いて、なにが切っ掛けで吹っ切れるのか、だと思う。
それは、ひとそれぞれ、だの、一概には言えない、だの。なんの答えもない。
貴女が苦しんでいるのは、傍から見ると楽しいこと。
そうして、傍の思惑通りに、人生の貴重な時間を失ってしまったひとは多い。
貴女に別れの原因はありません。
貴女の恋愛は、まちがってはいませんでした。
失恋したからって、恋愛すべてが悪かったなんてことは、絶対ありません。
思い込まないで。
貴女が悪いのでなく、原因があるのでない。
教訓も得ずに次の恋に行けば、同じ結末…
なんて心配要りません。貴女の失恋は、そうとう珍しいことです。
滅多に出逢わないアンラッキーに、人生の早い時期に出逢った貴女は幸福です。
あとは良いことばっかりなのだから。
思い込まないでね。
愛染 明 拝